スマホのOSについて

様々なラインナップがあるスマホですが、もうひとつ大切な要素があります。
それは搭載されているOSです。以前の携帯電話では気にすることがなかったOSが、スマホでは重要な意味を持っています。

AppleのiOSとGoogleのAndroidが一騎打ち

iOSとAndroidが一騎打ち

OSはパソコンで言えばWindowsが有名ですが、日本のスマホ市場ではAppleの「iOS」と、Googleの「Android(アンドロイド)」が勢力を二分しています。Microsoftの「Windows 10 Mobile」やMozillaの「Firefox OS(スマホ向け開発は終了)」も登場していますが、現在はiOSとAndroidがほとんどを占めています。

国内シェアは、圧倒的だったiOSを後発のAndroidが猛追し追い抜いた状態で、iOSが4割強、Androidが6割弱ぐらいになっています。新しいiPhoneの発売前にはAndroidとの差が開き、発売後には差が縮むように年間で見ても流動的です。

2014年にドコモからサムスンの「Tizen OS」を搭載したスマホの発売が予定されていました。しかし、Tizen OSを推進していたドコモが発売の無期限延期を発表するなど、新しいOSが二強に挑むのは難しい情勢です。

iOSはApple製品専用OS、Androidは無償で各メーカーが利用可能

2つのOSの大きな違いは、iOSはAppleが自社製品(iPhoneやiPad)のために開発しているOSであるのに対して、AndroidはGoogleが無償で提供しており、端末メーカーが自由にカスタマイズして搭載することができるOSであることです。

ドコモは自社の戦略に合ったAndroidで多くの端末をリリースした後にiPhoneを取り扱うようになり、auも当初Androidに特化した戦略を打ち出していましたが、Windows Phoneを用意したり、iPhoneやFirefox OSを追加したりと方針転換しました。ソフトバンクは当初からiPhoneシリーズを主力にしており、Android端末も少し対応しています。アジアのSIMフリー市場は、採用しやすいAndroid一色です。

両者にはそれぞれメリット・デメリットがあります。iOSはApple製品のみが搭載しているわけですから、1社で普及させていかなければなりません。その反面、Androidは多くのメーカーが利用することができ、普及においてはパソコン市場で覇権を握ったWindowsのようになるかもしれません。

逆のメリット・デメリットはOSのバージョンアップの問題です。iOSは自社製品だけに搭載することを目的として開発されていますので、古い端末でもOSのバージョンアップに対応しやすく、新機能の恩恵を受けることができます。対してAndroidの場合は、各メーカーで機種ごとにOSをカスタマイズしていますので、バージョンアップが容易ではありません。中には発売後にOSのバージョンアップを行わない(行えない)と公表している機種もあります。そうなると、その端末のOSの進化はなくなってしまいます。OSのバージョンアップ対応は、2年契約が多い日本で長く端末を利用していく上で、重要な要素となるのです。

OSの違いはアプリの種類や数に影響


creative commons licensed ( BY-SA ) flickr photo shared by Dr. Eduardo García Cruz

OSの違いで大きいのは、使用できるアプリにOS間で互換性がないことです。iOS向けのアプリで使いたいアプリがあっても、Androidでは同じアプリがあるとは限らないのです。

iOS向けのアプリを登録する「App Store」は、Apple独自の厳しい審査基準を満たしたアプリのみが登録できる仕組みです。対してAndroid向けのアプリを登録する「Google Play(旧Android Market)」は、アプリの開発者が25ドル支払えば審査なしで登録することができます。この違いがそれぞれのメリット・デメリットになっています。

「App Store」はAppleが許可したアプリしか登録できませんので、悪意のあるプログラムを含むアプリはまず登録できません。その反面、Apple次第で特に理由も説明されず登録できなかったり、突然アプリが削除されたりするので、アプリ開発者としては登録が保証されている「Google Play(旧Android Market)」に流れる可能性があります。

「Google Play(旧Android Market)」は登録の容易さからアプリの登録数は伸びやすいでしょう。「App Store」ではとても許可されないようなアプリ(アダルト系アプリなど)も見つけることができます。反面、悪意のあるプログラムを含んだアプリも登録できてしまいますので、誤ってダウンロードしてしまうリスクがあります。

さらに、Android向けアプリをダウンロードできるサービスは、メーカーが独自に展開するケースもあり、「Google Play(旧Android Market)」だけに留まりません。中には、非合法なアプリを公開している、かなり怪しいマーケットも存在します。もちろん、ウィルス感染などのセキュリティ上の危険性はかなり高くなりますので、怪しそうなアプリはダウンロードしない自衛策が必要になります。

最近では各社からAndroid向けのセキュリティソフトが発売されていますので、心配な方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。お金を払ってまでは…という方には、無料版のアプリも多数存在します。(無料のセキュリティソフトに偽装した悪意あるアプリにもご注意を)
キャリアもセキュリティについて考え出しており、ドコモは無料でセキュリティアプリを提供しています。auも有料ではありますが、他のサービスを抱き合わせにしてセキュリティアプリを提供しています。

iOSとAndroidの比較

iOS Android
採用メーカー Appleのみ 多数
国内取扱いキャリア ドコモ・au・ソフトバンク ドコモ・au・ソフトバンク・ワイモバイル
アプリストア App Storeのみ Google Play(旧Android Market)他多数
アプリの数※1 120万本 140万本
アプリの返品 × ○※2
Flashの再生 × △※3
外部ストレージ × ○(一部除く)

※1 アプリの数は2015年1月時点です。日々増え続けています。
※2 購入から24時間以内で1日1アプリ
※3 Android 2.1ではFlash Lite 4、Android 2.2以降でFlash Player 10.1~が利用可能(一部機種除く)。ただし、Google Playでの提供は2012年8月15日に終了しており、Android 4.1以降の開発は行われません。

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